みなさんこんにちは。
みやざわ整骨院の院長、宮澤です。
本日は腓骨筋腱炎について解説していきたいと思います。
目次
腓骨筋腱炎とは?
腓骨筋腱炎とは腓骨(ふくらはぎの外側)にある骨から足の裏に繋がっている腓骨筋(長腓骨筋・短腓骨筋)の腱に炎症が起きた状態です。
腓骨筋腱炎の原因
腓骨筋の作用は主に足関節の底屈(つま先を伸ばす)です。日常生活では歩行の際に地面を蹴る際によく使います。
そのためスポーツで走り過ぎたり、仕事で歩き過ぎたりすることでオーバーユース(使いすぎ)となり腓骨筋腱に炎症を生じてしまいます。
また、過去に捻挫などで足関節の緩みがある方やケガなどで歩行が不安定な方も腓骨筋への負荷が高まるので発症しやすいと言われています。
腓骨筋腱炎の治療法
患部(痛みのある部分)に腫れや腫脹などの炎症症状がある場合は安静を取ります。原因となっているスポーツがある場合はしばらくお休みすることをおすすめします。
当院では炎症症状を抑えるためアイシングや湿布を行います。また腓骨筋腱の血流や柔軟性を向上させるための筋肉調整やストレッチ、キネシオテープを使ったテーピングなどを行い治癒を目指します。
腓骨筋腱炎のセルフケア
この項目では腓骨筋腱炎の方のためのセルフケアの方法をご紹介します。
ストレッチ
ストレッチ方法はこちらの動画をご覧下さい。
テーピング
テーピングの貼り方は
こちらのページをご覧下さい。
湿布の貼り方
腓骨筋腱炎の湿布の貼り方は患部を覆うように貼りましょう。くるぶしで湿布が浮いてしまう場合は湿布を二つ折りにして真ん中に1cm~2cm程度の切れ込みをいれます。切れ込みを入れてできた穴にくるぶしをフィットさせるように貼ると湿布の浮きを防ぐことができ剥がれにくくなります。
腓骨筋腱炎の方にはロキソニンテープがおすすめ!
腓骨筋腱炎の患者様に「湿布はどんなものがおすすめですか?」と聞かれることがよくありますが当院ではロキソニンテープをおすすめしています。
おすすめの理由としては
- 1日1回で24時間効果が続くこと
- 鎮痛消炎効果が高いこと
- 今まで施術させて頂いた方の声を聞くと最も効果が期待できる
からです。
特に下で紹介しているロキソニンテープは鎮痛消炎作用のあるロキソプロフェンナトリウム水和物分量が8.1gと他のロキソニンテープよりも多く入っているので強い痛みの方にはおすすめです。
インソール
インソールを使用することで腓骨筋腱炎の症状が緩和することがあります。最寄りのスポーツ用品店などで自分の足に合ったインソールを探してもらうと良いでしょう。
サポーター
サポーターを使用することで腓骨筋腱炎の症状が緩和することがあります。最寄りのスポーツ用品店などで自分の足に合ったサポーターを探してもらうと良いでしょう。
腓骨筋腱炎の方におすすめのサポーター
当院で腓骨筋腱炎の方におすすめしているサポータをご紹介させて頂きます。サポーター選びの参考にして頂ければ幸いです。
ザムスト(ZAMST) 足首サポーター Aシリーズ
サポーターブランドとして有名なZAMST(ザムスト)の足関節用のサポーターです。
腓骨筋腱炎の方はスポーツなどで走っている際に内反(足の裏が内側を向く状態)が繰り返され腓骨筋腱に負荷が加わり炎症が起きるというケースが非常に多いです。
そのため、足の内反を抑制する必要がありますが、それを叶えてくれるのがザムストAシリーズです。
種類はたくさんありますが
マラソンなどのように一定のペースで運動を繰り返す競技の場合はA1ショートがおすすめです。
テニスやバスケットのようにダッシュを繰り返したり、他の選手とぶつかったりするような競技の場合は更に強度の強いA1をおすすめしています。
腓骨筋腱炎で既に痛みが出ている状態ですと、FA-1だと強度が弱く、A2-DXまでいってしまうとかなり制限がかかるので競技の邪魔をしてしまう可能性があります。
足関節のサポーターの中では料金も比較的に安いでの当院ではA1ショートとA1のどちらかをおすすめしています。
腓骨筋腱炎が治らないときは
まだ医療機関を受診していない場合は早めに受診しましょう。当院では電気療法や患部の負荷を軽減するための筋肉調整、柔軟性向上のためのストレッチや運動療法、テーピングなど患者様に合わせた施術プログラムを提供しております。
もし腓骨筋腱炎の症状でお悩みの際はお気軽にご相談下さい。
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