症状別

オスグッド

みなさんこんにちは。

みやざわ整骨院の院長、宮澤です。

今日はオスグッドについて解説していきたいと思います。

オスグッドとは?

オスグットは膝の下の「脛骨粗面」と呼ばれる場所に腫れや痛みなどの炎症症状が起きたものです。発症する年齢は小学生高学年から中学生が多く女子よりも男子の方が多いと言われています。

正式名称をオスグッド・シュラッター病と言います。

オスグッドの症状

脛骨粗面(膝のお皿の下)が隆起してきたり腫れ赤みなどが出現します。また運動時に痛みが出現します。運動をしていないときは比較的に痛みを感じないことが多いようですが症状が悪化すると普通の歩行時にも痛くなることもあります。

オスグッドの原因

オスグッドの原因はスポーツなどによるオーバーユース(使いすぎ)が原因となることが多いと言われています。

太ももの前側の筋肉は大腿四頭筋といい膝を曲げたり伸ばしたりする作用があります。スポーツなどで頻繁に曲げ伸ばしを繰り返すことで大腿四頭筋(膝蓋靭帯)の付着部である脛骨粗面の軟骨部分が剥離することで炎症症状や痛みを発します。

成長期に多い理由として子どもの骨は成人よりも柔らかいため剥離しやすいこと。骨の成長スピードに対して筋や腱の成長が追いつかないといったことが挙げられます。

成長期のオスグッドが成人になってから痛くなることもあります。

 

オスグッドとジャンパー膝の違い

オスグッドによく似た症状としてジャンパー膝があります。発症する年齢も症状も似ていますが痛みの出る部分が違います。

オスグッドの場合は膝のお皿の下の脛骨と呼ばれる骨の部分で痛みが出るのが特徴です。

一方でジャンパー膝は膝蓋靭帯と呼ばれる靭帯で痛みが出ます。上の画像のように膝のお皿の直下や直上付近で痛みが出るのが特徴です。

もし、どちらか分からない場合は近くの整形外科か整骨院に行けば検査や触診などで診断してくれるので迷っている方は早めに医療機関を受診しましょう。

 

 

オスグッドの治療法

オスグッドは炎症症状を抑えることが最優勢となるためまずは「患部を安静」にします。部活やスポーツなどを休めない場合は痛みのある練習だけ休止したり上半身などの練習に切り替えることが推奨されています。

またスポーツ後にアイシングを行うと良いでしょう。

痛みの初期であれば2~4週間ほど安静にしていれば良くなると言われていますが重症化している場合は2~3ヶ月ほどの安静期間が必要になることもあるため放置せずに初期から治療していことが大切と言えるでしょう。

オスグッドのセルフケア

この項目ではオスグッドのセルフケアについて解説していきます。

サポーター

患部にかかる負担を軽減してくれるサポーターは症状の悪化を防いでくれます。

スポーツ用品店などで膝の曲げ伸ばしを制限するサポーターや膝蓋腱を保護するオスグッドバンドなども多数、販売されているので試着した上で自分に合ったものを購入すると良いでしょう。

テーピング

大腿四頭筋や膝蓋腱の負担を軽減してくれるテーピングも効果的です。薬局などにあるキネシオテープを使ったテーピング方法がありましたので共有致します。当院ではテーピング処置も行っておりますのでご希望の方はお気軽にお申し付け下さい。

ストレッチ

大腿四頭筋のストレッチを行うことで脛骨粗面にかかる負担を減らすことができます。ストレッチが動画にありましたので参考にして下さい。

オスグッドが治らないときは

まだ医療機関を受診していない場合は早めに受診しましょう。当院では電気療法や患部の負荷を軽減するための筋肉調整、柔軟性向上のためのストレッチや運動療法、テーピングなど患者様本人に合わせた施術プログラムを提供しております。

もしオスグッドの症状でお悩みの際はお気軽にご相談下さい。

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