症状別

腸脛靭帯炎

みなさんこんにちは!

長野県長野市のみやざわ整骨院の院長の宮澤です。

今回は腸脛靭帯炎について解説していきたいと思います!

なかなか聞き馴染みのない病名かと思いますが別名はランナー膝と呼ばれていてスポーツをやっている人に多く発症されると言われています。

  • 運動すると膝の外側が痛い、、もしかして腸脛靭帯炎?
  • なかなか治る気配がないけど本当に良くなるの?
  • 自分でなにかできることはない?

そんなお悩みのお持ちの方はぜひ、この記事を参考にしてください!

腸脛靭帯炎とは

画像引用:https://sincellclinic.com/column/d164Jl5o

腸脛靭帯炎とは膝の外側にある靭帯が走る等の運動をすることで骨(大腿骨の外側上顆)と擦れて炎症が起きた状態をいいます。

特にランナーに多いことから腸脛靭帯炎という名称ではなくランナー膝と呼ばれることもあります。

腸脛靭帯炎の原因

原因は腸脛靭帯と骨の摩擦による炎症ですが、人間の身体はそうそう簡単に炎症は起きませんので腸脛靭帯炎を起こしているのは

  • 使いすぎ(オーバーユース)
  • 運動時のフォーム等に癖(間違った使い方やO脚、扁平足など)があり、腸脛靭帯に過度の負荷がかかっている

というのが最も多い原因と考えられます。

腸脛靭帯炎が重症化すると

腸脛靭帯に負荷がかかっている運動をやめれば重症化することはほとんどありません。

しかし、腸脛靭帯炎になりながらも運動を続けることで悪化して運動以外の日常生活にも支障をきたすケースがあります。

また重症化して日常生活にも支障をきたす場合は手術になることもあります。

腸脛靭帯炎は治らない?

腸脛靭帯炎は原因となっている運動をやめることで基本的には良くなります。

ですが痛みがなくなって運動を再開してみると再発してしまうことがよくあります。

この場合は前述した腸脛靭帯炎になる原因の

運動時のフォーム等に癖(間違った使い方やO脚、扁平足など)があり、腸脛靭帯に過度の負荷がかかっている

という部分を解消してあげる必要があります。

治療をする上でこの部分が最も難しいところでもあり、腸脛靭帯炎が長引く最大の理由になっていると感じています。

腸脛靭帯炎を走りながら治すことはできる?

腸脛靭帯炎に限った話ではありませんが炎症が起きているときは基本的に休むのが一番です。

休むということをもう少し噛み砕くと「痛みの出ることはしない」ということです。

痛みがあるということは炎症している部分に刺激が入っているということであり、刺激が入れば入るほど治るまでの期間は長引きます。

私も患者様に痛みがあるときに何ならやってよくて何がだめなのか聞かれることがありますが

痛みがでることはだめで痛くないならやっても基本的には大丈夫です

と答えています。

腸脛靭帯炎でやってはいけいないこと

前述したことと重複しますが細かい動作を言い出すとキリがないので基本的には

  • 痛みのでることをはなるべくしない
  • 痛くないなら大丈夫

ということを基本として自己判断しながら運動や日常生活を送ると良いでしょう。

腸脛靭帯炎の治療方法

腸脛靭帯炎の治療法は保存療法(手術以外)と観血的治療(手術)に分かれます。

よっぽど重症化していなければ腸脛靭帯炎は保存療法が選択されます。

腸脛靭帯炎の保存療法は

  • アイシングや湿布などによる炎症の沈静化
  • テーピング、サポーター、包帯などによる固定
  • マッサージ、ストレッチなどの手技療法
  • 低周波などの電気治療

があります。

腸脛靭帯炎のセルフケア

腸脛靭帯炎の治療は運動を中止して安静にするのが最善ですが、なるべく早く治したい人はセルフケアを行うことで回復が早くなる可能性があります。

ここでは腸脛靭帯炎の回復効果が期待できるセルフケア方法を紹介します。

湿布

腸脛靭帯炎は湿布の消炎鎮痛作用が期待できます。

腸脛靭帯炎の湿布を貼る位置

腸脛靭帯炎は湿布を貼る位置が重要です。

最も痛みが出やすい部分が大腿骨の外側上顆(骨の出っ張り)と呼ばれる部分で、この部分と腸脛靭帯が運動の際に繰り返し擦れることで炎症を起こします。

つまりこの部分が最も痛みの出やすいところですのでしっかりと狙って貼りましょう。

見つけ方は簡単で膝のお皿に手を置いてそのまま外側にずらしていきます。

すると骨の出っ張った部分が触れると思いますがそこが外側上顆です。この骨の周囲を指で軽く押していくと痛みが強い部分があるのでそこを中心に湿布を貼りましょう。

腸脛靭帯炎にはロキソニンテープがおすすめ!

腸脛靭帯炎の患者様に「湿布はどんなものがおすすめですか?」と聞かれることがよくありますが当院ではロキソニンテープをおすすめしています。

おすすめの理由としては

  • 1日1回で24時間効果が続くこと
  • 鎮痛消炎効果が高いこと
  • 今まで施術させて頂いた方の声を聞くと最も効果が期待できる

からです。

特に下で紹介しているロキソニンテープは鎮痛消炎作用のあるロキソプロフェンナトリウム水和物分量が8.1gと他のロキソニンテープよりも多く入っているので強い痛みの方にはおすすめです。

ストレッチ

腸脛靭帯炎にはストレッチが有効です。

ただし炎症が強い時期に高負荷のストレッチを行うことで症状が悪化する可能性もあります。

実際にストレッチをやってみて痛みが悪化したりする場合はすぐにストレッチを中止しましょう。

サポーター

腸脛靭帯炎にはサポーターも有効とされています。

当院でも使用していて実績のあるサポーターを紹介します。

ザムスト RK-1 Plus

まず紹介するのがザムストのRK-1 Plusというサポーターです。

ザムストはスポーツ時のケガ予防やパフォーマンス向上を目的に、医療メーカー発の技術でつくられた日本ブランド。
プロアスリートにも愛用者が多いトップクラスのサポーターメーカーです!

その中でもRK-1 Plusは腸脛靭帯炎に特化した作りとなっています。

腸脛靭帯炎が起きる原因として最も多いのが運動の際に膝が捻れること(通常よりも捻じれの角度が大きい)で腸脛靭帯と大腿骨の外側上顆が擦れてしまうためです。

RK-1 Plusはザムストの独自の回旋制御機構により腸脛靭帯炎の原因となる捻じれを防ぐ効果があります。

またサポーターをしていても運動時の邪魔にならないようつけ心地にも配慮されています。

紹介動画はこちら↓


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