症状別

モートン病

みなさんこんにちは!

長野県長野市のみやざわ整骨院の院長、宮澤です。

今回はモートン病について解説していきたいと思います!

あまり聞き慣れない病名なのでおそらくこの記事を読んでいる方は既に色々と調べていて

  • もしかしてこの症状でモートン病?
  • 整形外科でモートン病と診断された

という人が多いのではないかと思います。

そこでこの記事ではモートン病の原因や症状、セルフケア方法などを解説していきたいと思います。

ぜひ、最後までお読みください!

モートン病とは?原因は?

画像引用:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/morton_disease/

モートン病(モートン神経腫) とは、足の指の付け根にある神経が様々な原因で圧迫されることによって足の指に痛みや灼熱感(熱い感じ)や痺れを発生させる病気です。

原因は様々ですが

  • ハイヒールなどで爪先に負荷がかかることが多い
  • 日常生活で爪先立ちをよくする
  • 外反母趾などの足指の変形がある

といった原因で発症することがよくあります。

好発年齢は40代から60代の女性に多いとされています。

モートン病の治療法

治療法は大きく保存療法と手術に分かれます。

一般的には保存療法で改善する方が圧倒的に多く、手術を行うケースは10%以下と言われています。

保存療法

保存療法ではモートン病の症状によって以下の保存療法が実施されます。

1. 靴の見直し
  • つま先が広く、圧迫しない靴を選ぶ

  • ヒールの高い靴を避ける

  • クッション性のある靴を使用する

2. インソールやパッドの使用
  • 足のアーチを支えるインソール

  • 足指の間を広げて神経の圧迫を減らすパッド

  • 中足骨パッド(メタターサルパッド)で負荷を軽減

3. 薬物療法
  • 消炎鎮痛剤(痛み止め)

  • 湿布、外用薬など

4. 理学療法(リハビリ)
  • 足裏やふくらはぎのストレッチ

  • 足のアーチを整えるトレーニング

  • 超音波治療などの物理療法

5. 注射治療
  • ステロイド注射(炎症を抑える)

  • 痛みが強い場合に一時的な緩和を目的として行われる

手術

保存療法で治らなかった場合は手術を行う場合があります。

手術時間は約30分程度で日帰りで終わる一般的で安全度の高い手術です。

モートン病セルフチェック

この項目では自分で簡単にできるモートン病のセルフチェック方法をお伝えします。

あくまでセルフチェックですので当てはまる項目が多い人は病院で検査してもらいましょう。

1. 足の指の間のしびれ・灼熱感

症状としてピリッとした痛みや痺れ、熱い感じを訴えることが多いです。

私の経験では起床時に最も痛みが強いという人も多くいらっしゃいます。

2. 歩くと痛い・靴を脱ぐと軽くなる

締めつけのある靴で痛みが悪化し、脱ぐと楽になる。

特定の靴やスリッパを履くと痛みが強くなるというケースもあります。

その場合は履物が原因でモートン病になっている可能性を疑います。

3. 指の間をつまむと痛い

画像引用:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/morton_disease/

指の間(痛みのある指)を押すと普段痛みのある場所が痛くなる。

これは足の甲側を押すと痛い人と足の裏を押すと痛い人がいますので表と裏を押してみましょう。

4. 前足部を横から押すと痛みが再現する

画像引用:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/morton_disease/

中足部分をぐっと左右から押すと、指先に痛みが走る(Mulderテスト

画像では片手ですが両手でやったほうがしっかりと圧をかけることができます。

5. つま先立ちで痛み悪化

負荷がかかるとしびれや痛みが増える。

モートン病を放置すると?

もしもモートン病だった場合、自然治癒することはあるのでしょうか?

私の経験では原因となっている動作を減らしたり、靴を変える、軽いマッサージを行うなどを実施した場合は1ヶ月で治るケースがほとんどだと感じています。

一方で何の対策も取らないことで1年以上、痛みが続いているというケースも見たことがあります。

軽い症状の場合は放置していても自然治癒することもありますが、なるべく早い段階で医療機関を受診することをおすすめします。

モートン病は何科に行けばいい?

モートン病の疑いがある場合はまずは整形外科を受診することが一般的です。

モートン病のセルフケア

この項目ではモートン病のセルフケア方法を紹介します。

あくまでセルフケアであることを理解して、症状が改善しない場合や悪化した場合はセルフケアをやめて医療機関を受診しましょう。

湿布

モートン病は湿布の消炎鎮痛作用が期待できます。

モートン病の湿布を貼る位置

モートン病は湿布を貼る位置が重要です。

最も痛みが出やすい部分が↓の青色の部分です。

画像引用:https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/morton_disease/

この画像では足の甲側が青くなっていますが、足の裏側に原因がある場合もあるので裏表両方、軽く指で押していって痛い場所を探しましょう。

痛い場所を押すと、普段の痛みに似たような症状が再現できる場合はそこが痛みの大元となっているのでそこに湿布を貼ります。

モートン病にはロキソニンテープがおすすめ!

モートン病の患者様に「湿布はどんなものがおすすめですか?」と聞かれることがよくありますが当院ではロキソニンテープをおすすめしています。

おすすめの理由としては

  • 1日1回で24時間効果が続くこと
  • 鎮痛消炎効果が高いこと
  • 今まで施術させて頂いた方の声を聞くと最も効果が期待できる

からです。

特に下で紹介しているロキソニンテープは鎮痛消炎作用のあるロキソプロフェンナトリウム水和物分量が8.1gと他のロキソニンテープよりも多く入っているので強い痛みの方にはおすすめです。

注意点としてモートン病で湿布を貼る場合はどうしても剥がれやすくなるため(特に足裏に貼る場合)サージカルテープやキネシオテープを巻くなどして剥がれにくくしておくことをおすすめします。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

最近の記事
  1. モートン病

  2. 腸脛靭帯炎

  3. バンテリンのサポーターって腱鞘炎に効果ある?実際に使って口コミを調べてみた