みなさんこんにちは。
みやざわ整骨院の院長の宮澤です。
今回は
- 外反母趾になってしまったらどこで治療を受ければいいの?
- 整骨院や整形外科ではどんなことをしてくれるの?
と疑問をお持ちの方に向けて記事を書きました。
現在、外反母趾で辛い思いをされている方やどこに治療に行けばいいか分からなくて悩んでいる方はぜひ、この記事を参考にして下さい。
外反母趾とは?
外反母趾とは、足の親指(母趾)が小指側に曲がり、「く」の字のように変形し、母趾の付け根の腫れや痛みが出る症状です。
症状がさらに悪くなると、足の裏に胼胝(タコ)ができたり、母趾が第2趾の下にもぐりこんだりすることもあります。
原因としては不適合な靴や性差(9対1で女性に多い)、遺伝的要素(親族に外反母趾が多い)が関係あると言われています。
※広告後に記事が続きます
外反母趾の診断方法
外反母趾の診断には、レントゲン検査が一般的に用いられます。
外反母趾のレントゲン検査では、足の内側から外側にかけての親指の付け根の骨の状態を調べます。正面から撮影したレントゲン画像では、親指の付け根の骨が外側に曲がっていることが確認できます。また、横から撮影したレントゲン画像では、親指の付け根の骨が内側に傾いていることが分かります。
レントゲン画像からは、外反母趾の進行度合いも判断できます。一般的に、進行度合いが軽い場合には骨の変形が少なく、進行度合いが重い場合には骨の変形が大きくなります。
上の画像のHV角と呼ばれる角度を基準に外反母趾の進行具合を確認します。
- HV角が20度~30度で軽度の外反母趾
- HV角が30度~40度で中等度の外反母趾
- HV角が40度以上で重度の外反母趾
とされています。
ただし、HV角の値は、個人差や症状の程度によって異なるため、HV角だけで診断を行うわけではありません。その他の検査と組み合わせて総合的に外反母趾の診断をしていきます。
外反母趾は整形外科と整骨院のどちらに行けばいいの?
当院は整骨院ですが外反母趾の治療をしたいという方が来た場合は病院に行くようにおすすめしております。
理由は
- 外反母趾の診断は病院でレントゲンを撮影する必要があること
- 病院でしかできない治療法が多い
という理由があるからです。
外反母趾の診断には先程の通り、レントゲンでHV角を測定する方法がありますが整骨院ではレントゲンを撮影することができません。
またこれから紹介する外反母趾の治療法は整骨院で対応できるものが少ないため病院に行くことがおすすめです。
外反母趾の治療法
外反母趾の治療法には、以下のようなものがあります。
- 靴の改善:靴を履く際につま先が窮屈にならないように、幅の広い靴を選びましょう。また、ハイヒールや細身の靴は避けるようにしましょう。
- 矯正器具:外反母趾矯正器具を使って、つま先を持ち上げることで歩行時の痛みを軽減することができます。
- 物理療法:物理療法により、足の筋肉を強化し、足の形を整えることができます。
- 薬物療法:炎症を抑えるための薬を処方されることがあります。
- 手術:症状が重い場合には手術が必要となる場合があります。手術には、骨の切り詰めや骨を固定する手術などがあります。
外反母趾の治療には矯正器具を使った治療法がありますが、症状に合わせて処方する必要があるため専門の医師による診察が必要です。
また矯正器具を使って効果が出ているのかどうかも先程のHV角を使って判断することがあるため、病院に通院する必要があります。
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます。
最近は外反母趾の治療を謳い文句にする整骨院がありますが外反母趾の治療にはレントゲン撮影や矯正器具などが必要であり、整骨院では対応しきれない場合が多いと思います。
外反母趾になったらまずは整形外科で診察を受けることをおすすめします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
コメント