みなさんこんにちは!
長野県長野市のみやざわ整骨院の院長の宮澤です。
今回は腱鞘炎のときの湿布の貼り方について解説していきたいと思います!
現在、腱鞘炎の湿布の貼り方にお悩みの方はぜひ、この記事を参考にしてください。
目次
腱鞘炎はなぜ起こる?腱鞘炎の原因とは
腱鞘炎(けんしょうえん)は、指や手首を動かすときに使われる「腱(けん)」と、それを包んでいる「腱鞘(けんしょう)」との間に炎症が起こることで発症します。
本来、腱は腱鞘の中を滑らかに動くようになっていますが、使いすぎや繰り返しの動作によって摩擦が増えると、腱と腱鞘の間に炎症が起こり、痛みや腫れが生じるのです。
よく見られる原因としては、以下のようなものがあります:
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パソコンやスマホの長時間使用
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家事や育児で手首や指を酷使する
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スポーツや楽器の演奏による反復動作
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出産後や更年期など、ホルモンバランスの変化による影響
特に、同じ動きを繰り返す作業や、無理な使い方を続けることが大きな原因になります。痛みを我慢して使い続けると、悪化して治りづらくなることもあるので、早めのケアが大切です。
腱鞘炎に湿布は効果ある?
腱鞘炎の初期症状や軽い炎症には、湿布が効果的な場合があります。特に「痛み」や「腫れ」が強いときには、湿布を使うことで炎症を一時的に抑えることができます。
ただし、湿布はあくまで「対症療法」のひとつ。
炎症による痛みを一時的に和らげることはできますが、根本的な原因である“使いすぎ”や“繰り返し動作”を続けていると、症状はなかなか改善しないということを覚えておきましょう。
腱鞘炎に有効な湿布の選び方
では次に腱鞘炎に有効な湿布について解説していきます。
実は湿布には色々と種類があり、湿布選びを間違えると思わぬトラブルが起きることもあるのでこの項目でしっかりとチェックしていきましょう。
腱鞘炎に温湿布と冷湿布のどちらがいい?
まず、湿布選びの際に多くの方が迷うのが「温湿布がいいの?冷湿布がいいの?」という点です。
冷湿布ではメンソールが温湿布では暖かく感じる成分が入っているだけで炎症を抑える効果に大きな違いはありません。
ですので効果だけであればどちらを選んでも問題はないのですが、温湿布は暖かく感じさせるためにトウガラシ成分などの刺激物が入っているものもあります。
皮膚の弱い人はそのトウガラシ成分で肌荒れを起こしてしまう可能性が高いため、特別な事情がない限りは冷湿布をおすすめします。
腱鞘炎に有効な湿布はテープ剤?バップ剤?
湿布は温湿布と冷湿布の他にもテープ剤とバップ剤の2つの種類があります。
テープ剤とは肌色の薄いタイプの湿布で、バップ剤とは白くてぷにぷにした素材の湿布です。
指や手首のようなたくさん動かすような場所はテープ剤のはがれにくいのでおすすめです。
腱鞘炎におすすめの湿布
この項目では腱鞘炎におすすめの湿布を紹介します。基本的には先述のようにテープ剤の湿布をおすすめしますが、テープ剤が苦手な方もいると思うのでテープ剤とバップ剤をそれぞれ紹介していきます。
腱鞘炎におすすめのテープ剤の湿布
まず紹介するのがこちらのロキソニンテープです。
おすすめの理由としては
- 1日1回で24時間効果が続くこと
- 鎮痛消炎効果が高いこと
- 今まで施術させて頂いた方の声を聞くと最も効果が期待できる
からです。
特に下で紹介しているロキソニンテープは鎮痛消炎作用のあるロキソプロフェンナトリウム水和物分量が8.1gと他のロキソニンテープよりも多く入っているので強い痛みの方にはおすすめです。
腱鞘炎におすすめのバップ剤の湿布
腱鞘炎の方におすすめするバップ剤の湿布はこちらです。
おすすめの理由は
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超薄型&密着性バツグンでズレにくい
厚さわずか約0.9mmの極薄設計。膏体が端までしっかり塗布されており、肌にぴったりフィット。動いてもズレにくく、快適な貼り心地です。 -
たっぷり40枚入りでコスパ抜群!
大容量パックで1枚あたりのコストが安いので頻繁に貼り替える方にもおすすめです。 -
冷感成分でスッキリ爽快、痛みを和らげる
メントール配合の心地よい冷感タイプ。腱鞘炎の他にも肩こり・腰痛・筋肉痛・関節痛・打撲・ねんざなど、幅広い症状に対応することができます。
親指の腱鞘炎に有効な湿布の貼り方
次に親指が腱鞘炎になった場合の効果的な湿布の貼り方について解説していきます。
まずは湿布を上の画像のように縦に5cm程度の切り込みを入れます。
湿布を貼る際は上の画像のように親指を立てた状態で貼っていきます。
痛みのある部分を覆いかぶすように湿布を貼ってから余った部分(切り込みが入った部分)は親指に巻き付けるように貼ります。
この方法なら通常の湿布の貼り方よりも剥がれにくくできます。
ただ、親指や手首周りはどうしても動く場所なので湿布が剥がれてしまうという人もいます。
その場合はネット包帯などを使うと剥がれにくくなるのでおすすめです。
腱鞘炎になったらテーピングと湿布ならどっちがいい?
腱鞘炎の対処法として「湿布」と「テーピング」はよく使われますが、それぞれ役割が異なるため、どちらが良いかは症状や目的によって変わります。
湿布の役割
湿布は、炎症を抑えたり痛みを軽減したりするためのものです。痛みが出始めたばかりの急性期には、湿布で炎症を抑えるのが効果的ではありますが慢性的な腱鞘炎になってしまうとあまり効果が現れません。
テーピングの役割
テーピングは、患部の動きを制限して負担を減らすためのサポートに使われます。特に、仕事や日常生活で頻繁に患部を動かす場合などは効果的な方法といえるでしょう。
腱鞘炎になる方の多くが日常的に患部を酷使している方が多いので治癒を目指すという意味では湿布だけでなくテーピングやサポーターなども併用して使っていった方が良いでしょう。
腱鞘炎で痺れが出てるけど湿布は効果ある?
基本的に湿布は消炎鎮痛作用はありますが、痺れには効果があありません。
また、腱鞘炎で痺れがでるというのも少ない症状です。
痺れが出ている場合は腱鞘炎ではない可能性もあるので早めに整形外科を受診しましょう。
授乳中に湿布を貼っても問題ない?
授乳中でも湿布を使用することは、基本的には問題ありません。
湿布に含まれる消炎鎮痛成分は皮膚から吸収されますが、ごく少量のため、母乳への影響はほとんどないとされています。
ただし、湿布の種類によっては「授乳中は使用を控えてください」などと記載されていることもあるため、心配な場合は薬剤師に相談するのが安心です。
腱鞘炎は湿布を貼ってれば治る?
腱鞘炎は使いすぎで起きることがほとんどです。
湿布を貼って炎症が収まっても原因となっている「使いすぎ」の部分が解消されていないと再び痛くなってしまいます。
湿布をあくまで対処療法の一つとして考えて、早めに医療機関に相談しましょう。
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