みなさんこんにちは。みやざわ整骨院の院長、宮澤です。
今回は当院の患者様からもよく聞かれる「猫背の治し方」について解説していきたいと思います。
猫背が気になる方や猫背を治したいと思っている方はぜひ参考にして下さい。
目次
猫背になる原因
猫背になる原因は大きく分けて2つの理由があります。
- 運動不足による筋力の衰え
- 日常生活での姿勢や使い方の癖
です。
人間の身体は日頃から運動をしていない限りは25歳から筋肉量が落ちていくと言われています。
筋力が落ちてしまうと重力に負けて次第に背中が曲がり猫背になっていきます。
また気をつけて良い姿勢にしようと思っても良い姿勢をキープするための筋力が落ちているため「気付いたらまた猫背になっていた…」ということも多いです。
また家庭や仕事など日常生活における姿勢も猫背の原因となることが多いです。
例えば
- 長時間のデスクワーク
- 長時間のスマホ
- 下を向いて行う作業
などを頻繁に行う人は猫背になりやすいと言えるでしょう。
日頃の運動不足により良い姿勢を保つための筋力が低下→重力に負けて背中が丸くなる→日頃の姿勢が悪い人はさらに猫背になっていく
という負のスパライラルが猫背になる原因だと考えられます。
猫背が身体や見た目に与える影響について
猫背になることで様々な影響が出てきます。この項目では猫背が身体や見た目に与える影響について解説していきます。
見た目や心理面での影響
猫背になることで他人に対して「元気がなさそう」「自信がなさそう」とネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
また身長が低く見られてしまうというデメリットもあります。
他にも猫背になることで自分自身の精神面にも影響を与えてしまう可能性があります。
人間には自分の表情や姿勢と心理面を一致させようとする働きがあるからです。
例えば何も面白いことが無かったとしても笑うことで気分が高揚したり、リラックスするためのホルモンが出たりします。
反対に何も悲しいことが無かったとしても表情や姿勢を悪くしていると何となく気分が落ち込んだりしてしまうこともあります。
猫背の姿勢でいることで自然と気分が落ち込んでしまうということもあるでしょう。
身体面での影響
猫背が身体に与える影響の中でも一番、大きいものは呼吸が浅くなってしまうことです。
背中が丸くなると胸郭(胸骨や胸骨)が縮まってしまい、深く呼吸できず浅い呼吸となってしまいます。
呼吸が浅くなることで血液中の酸素量が低下して集中力の低下やイライラの原因となることも。
他には背中が丸くなることで肩こりや首こり、腰痛の原因にもなりますし、猫背とセットでトレートネックを併発すると頸椎由来の神経障害(痺れ)なども引き起こされる可能性があります。
また背筋がうまく使えないことで代謝量が落ちて太りやすくなってしまうなんてことも…
このように猫背は心理面でも身体面でも非常にデメリットが多いので早急に改善した方が良いでしょう。
自宅で簡単猫背チェック
ここまで、猫背になる原因と猫背が身体や精神面に与える影響について解説してきました。
ではここで実際に自分が猫背なのかどうかチェックしてみましょう。
実は猫背かどうかのチェックは自宅でも簡単にできる方法があるので紹介致します。
まず上の画像のように踵を壁につけて自然な状態で立ちます。
この時に
- 頭が壁についているか
- 肩が壁についているか
- お尻が壁についているか
- 腰と壁に手一つ分が入るくらいの隙間があるか
をチェックします。
頭と肩が壁につかない人は猫背+ストレートネック
頭と肩とお尻がつかない人は猫背+スウェイバック
頭と肩が腰と壁の間に手1つよりも隙間が空いている人は猫背+反り腰タイプ
となります。
猫背のタイプ
あなたはどのタイプの猫背だったでしょうか?この項目ではそれぞれの猫背のタイプについて詳しく解説していきます。
猫背+ストレートネック
先程の猫背チェックをして頭と肩が壁から離れている人は猫背とストレートネックを併発しているタイプです。
肩は巻き肩となるため壁につかず背中が曲がってしまいます。頭もそれにつられて身体の中心よりも前方に傾いてしまうためストレートネックになってしまいます。
頭が中心より前にあるので頭を支えるための首や肩まわりの筋肉が疲れてしまい
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
などの症状が引き起こされやすいという特徴があります。
猫背+スウェイバック
猫背チェックをして頭と肩、そしてお尻がつかない人は猫背+スウェイバック姿勢を併発しているタイプです。
スウェイバック姿勢とは下腹部を前に突き出したような姿勢のことで、下腹部を前に突き出しているので壁にお尻がつかなくなります。
これに猫背が組み合わさることで猫背+スウェイバック姿勢となります。
なかなか自分でスウェイバック姿勢か見極めるのは難しいですが椅子に座ったときに
上の画像のようにやや浅く腰掛け、背もたれと腰の間に隙間がある状態で座っているのが楽な人はスウェイバック姿勢だと考えられます。
主な症状は
- 肩こり
- 首こり
- 頭痛
- 背中や肩甲骨周囲の痛みや重だるさ
です。通常の猫背よりも背中に加わる負担が大きので背中や肩甲骨周りに異変を感じている人も多くいます。
猫背+反り腰
猫背チェックで首と肩が壁から離れているのに加えて腰と壁の間が手の平1つよりも大きく離れている人は猫背に反り腰が併発しているタイプと考えられます。
猫背による肩こりや首こりに加えて反り腰による腰痛も同時に発生しやすいタイプです。
猫背の治し方
この項目では猫背の治し方について解説していきます。
普段の姿勢を気をつける
まずは普段の姿勢を気をつけることから始めましょう。普段のお仕事や生活の中でどんな時に猫背になっているかを探してみることからスタートします。
猫背になっていることに自分で気付いたら姿勢を直します。
立っているときは背中を伸ばして顎は少し引き気味にした方が良いでしょう。椅子に座っている時は座面に深く腰掛け、背もたれを使っても良いので背中を真っ直ぐに伸ばします。座っているときも顎は少し引き気味にした方が背中が真っ直ぐになります。
最初は良い姿勢を長時間、保つのは難しいですが一日のうちに何回も姿勢を直していくことで良い姿勢が習慣化されていきます。
筋トレをする
猫背になってしまう原因の一つとして運動不足により良い姿勢を保つ筋肉が少なくなってしまうことがあります。
良い姿勢を取ろうと思ってもそれを支える筋肉が弱くなっているので気がつくとまた猫背になってしまいます。
それを防止するためにも筋肉トレーニングは欠かせません。
You Tubeにも猫背改善のための筋肉トレーニングの動画がありますが
こちらの動画が筋トレ初心者の方にもおすすめしやすい内容となっていると思いますので参考にしてみて下さい。
ストレッチをする
猫背になると首や肩まわりの筋肉が固まってしまい、肩こりや頭痛の原因となってしまいます。定期的にストレッチをすることで猫背改善、肩こりや頭痛の防止の効果も期待できます。
こちらの動画が分かりやすく解説されていたので紹介させて頂きます。
ぜひ、真似をしてストレッチをしてみて下さい。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
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